フジ虎ノ門グループ代表(静岡県御殿場市)で医師の土田ひろかず氏(68)が原案・脚本・監督を務めた映画「たまゆら」の初日舞台あいさつが3日、清水町のシネマプラザサントムーンで行われた。同作は、映画監督になることを夢見てきた土田監督が、初めて手掛けた作品。医師として感じてきた問題点を指摘する医療ヒューマンドラマで、土田監督は感慨深げに言った。

 「みなさんに出演を決めていただいて感謝です。若い頃からの夢がかないました。作品を後世に伝えたいです」

 司会を務めた静岡の人気タレント久保ひとみ(48)も報道リポーター役として出演しており、女優デビューを果たした。「貴重な経験をしました。作品には監督のピュアなところが出ています」。

 同作は、9日までシネマプラザサントムーンで先行上映。24日から3月9日まで、東京・渋谷区のユーロスペースでも上映される。病院長役の駿河太郎が1月11日、静岡東宝会館で開催された試写会舞台あいさつで「脚本が面白いから出演を決めました」と発言したこともあり、全国から同作の公開オファーから続々と届いているという。