俳優のムロツヨシ(42)と芳根京子(20)が初めて声優に挑戦した米映画「ボス・ベイビー」(3月公開)の日本語版完成報告会が7日、都内で行われた。

 主人公の体は赤ちゃん、心はおっさんというコミカルなアニメ映画。「映画で主演したこともないのに真ん中のでかいイスは気持ちがいい。劇中のボス・ベイビーそのままにやりたい放題やってみました」とムロは初声優、初主演にまんざらでない様子だ。

 ドラマ「海月姫」(フジ系)が好評の芳根は「初めてのことなので緊張しましたが、ムロさんが一緒だとなぜかほっとできますね。1日1ボス・ベイビーというくらいDVDを見て、何とか雰囲気をつかみました」と振り返った。

 共演したベテラン声優、山寺宏一(56)は「セリフを足そうとするムロさんは早ベテランの域。少年に成り切った芳根さんの入り方は我々の仕事を浸食しそうで怖いくらい」と2人を絶賛した。

 ボス・ベイビーの両親はノンスタイル石田明(37)と乙葉(37)。「うちの子が6カ月で、(劇中で)『おむつっ!』て叫ぶ必死感はけっこうリアルにできたと思います」(石田)「自分の子がベイビーだった10年前を思い出してやりました。子守歌のところは家で主人(藤井隆)と練習しました」(乙葉)とそれぞれ、実生活そのままに演じたという。