キングコングの西野亮広(37)が、海賊版漫画サイトの問題にコメント。「対策なんて、難しくも何ともない」と呼びかけた。

 現在、漫画を無料で違法アップロードする海賊版サイトに批判が殺到している。西野は9日、この問題についてブログを更新。「公式が無料公開して、新たなマネタイズの方法を作ればいいのではないか」と指摘するクリエイターによるツイートを引用して、同意を示した。

 西野は16年10月に出版した絵本「えんとつ町のプペル」を無料公開した際、「子供たちが、作品に対価を払う意識を持たなくなってしまうのではないか」「無料が当たり前になったら、業界が疲弊する」などの批判が寄せられた。

 西野は、「去年の今頃は、『公式の無料公開を批判しちゃう感覚を捨てないとマズイことになるよ。無料化は加速するし、止められないから、公式が先回りして、入り口を無料にして、あとあとマネタイズできるモデルを作っておいた方がいいよ』と叫んだけれど、まったく届かなかった。『津波が来てるから、丘に登れ!』と叫んでも、『目立ちたいんですか?』『炎上商法ですか?』と片付けられた」と振り返っている。

 「えんとつ町のプペル 」は無料公開によって注目を集めて、むしろ累計発行部数30万部を突破するヒットを飛ばした。西野は、海賊版漫画サイトの問題について「対策なんて、難しくも何ともない。耳を傾けてもらえば、半日で片付く話だ。ただし、聞く耳を持たない人は助けることはできない」と呼びかけた。