シンガー・;ソングライターの井上苑子(20)が17日、千葉・江戸川大学総合福祉専門学校の卒業式にサプライズで登場した。

 サンスター文具のペンポーチ「DELDE」とのコラボ企画で、約150通の応募から同校が選ばれた。卒業生の多くは20歳で井上と同い年。拍手に迎えられると「せかいでいちばん」を弾き語りで披露した。 さらに「この曲で1歩進めるような気がします。これから社会人になるみなさんのエネルギーになればと思って歌います」と、槙原敬之の楽曲「どんなときも。」をカバーした。「この曲で人生が変わったと言っても過言ではない」と表現する、思い入れのある1曲。曲の途中で言葉につまる場面もあり、「泣いている方がいて、それを見たら頭が真っ白になっちゃいました」と話した。

 井上からは、卒業生全員にDELDEのペンポーチがプレゼントされた。サインの入ったものもあったが井上は「売らないでくださいね!」と笑わせた。

 出番を終えると「まさか泣いてもらえるとは思わなかったです」と驚いた様子。同い年の晴れ姿に「『みんなあと1カ月で新しい生活が始まるんだな』とか、歌っていて思うことがたくさんありました」と感慨深げだった。