世界中でヒットを記録している米映画「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」(4月6日公開)のヒロインを演じているスコットランド出身の女優カレン・ギラン(30)が日刊スポーツの取材に応じた。昨年の出演映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」では特殊メークで怪演したが、今回は素のままに美貌を披露している。「奥手の高校生がゲームの中に入り込み、セクシー全開のキャラになってしまう設定だから、二重の性格の演じ分けが課題でした。私自身は奥手のほうに近いかな」。

 95年に映画「ジュマンジ」の故ロビン・ウィリアムズを見て俳優の仕事に憧れた。12歳だった。「ロビンは今でも尊敬しています。だから今回は運命のようなものを感じています」。ほおの膨らみと目の形がウィリアムズに似ていると指摘すると「初めて言われるけど、とっても光栄です」と言って照れた。今回が初来日。「日本は一番来たいと思っていた国。スコッチより、サケ(日本酒)が大好物なんです」と笑った。

 女優としてはヒット作出演が続き、飛躍を遂げる一方で、映画製作にも乗り出している。監督、脚本、主演を兼ねた映画「パーティーは始まったばかりだ」(日本公開未定)が完成したばかり。「出身地のスコットランドは実は自殺率が高い。それを題材にしたダークな作品です」。活躍の場が大きく広がっている。【相原斎】