女優深川麻衣(27)モデル知花くらら(36)が6月16、17日、東京・六行会ホールで、朗読劇「栄二を愛した女」~山本周五郎名作「さぶ」より~に出演することが13日、発表された。

 本作は没後50年の節目を迎えた山本周五郎作品の最高傑作とも言われる「さぶ」を原作にした2人だけの朗読劇。同じ男性を深く愛した2人の女性の物語で、深川はおとなしいが芯の強いおすえ、知花はしっかり者で姉御肌のおのぶを担当する。

 深川は「『さぶ』の舞台は江戸時代ですが、いつの時代も関係なく、生きていく上で大切にしていきたい心や思いがたくさんつまっていて、今回おすえとして朗読劇に参加できることをとてもうれしく思います。会場にきてくださる皆さんと『さぶ』の世界へ飛び込んでいくことが今から楽しみです」。知花は「原作『さぶ』は憧れの作品でした。今回の朗読劇ではおのぶの人生を通して許すということ、そして女性の強さを観客の皆さまとともに感じられたらと思います。人間味あふれる言葉で紡がれるこの美しい作品に携われることを幸せに感じます」とコメントを発表した。