細田守監督(50)の新作アニメ映画「未来のミライ」(7月20日公開)が、5月8日開幕の第71回カンヌ映画祭の監督週間部門に選出されたことが17日、分かった。長編が20作選出され、アニメは同作だけ。

 細田監督は初カンヌで「日本よりも早く、世界で最初の上映がカンヌ映画祭、監督週間と聞き、ただただ驚いています。世界の人々に4歳の男の子を主人公とする家族の映画をどう受け取ってもらえるのか、非常に楽しみです」とコメントした。

 4歳のくんちゃんと、未来からやってきた妹ミライちゃんの物語。くんちゃんを演じる上白石萌歌(18)は、細田監督と一緒に現地参加する予定で「初主演を務めさせていただいた素晴らしい作品と一緒に、あこがれのカンヌに行くことができるなんて、この上ない幸せです」。

 ほかに、黒木華、星野源、麻生久美子も喜びのコメントを発表した。

 監督週間部門は、カンヌ映画祭の公式部門と並行して開催され、フランス監督協会が主催する。