川栄李奈(23)が、日本テレビ系連続ドラマ「崖っぷちホテル!」(日曜午後10時半)にレギュラー出演することが22日、分かった。

 29日放送の第3話のゲストとして、主演の岩田剛典演じる宇海直哉が大改革を進めるホテル「グランデ・インヴルサ」にベッドメーク講座を受けに来た小山内裕子を演じ、第3話以降はレギュラー出演していく。川栄の同系連続ドラマへの出演は、17年4月期の「フランケンシュタインの恋」以来約1年ぶり。

 川栄が演じる小山内裕子は、一見すると単純作業とも思える「ベッドメーク」を学ぶうちに楽しさ、喜び、快感にハマりだし、誰の制止も聞かずに没頭するようにベッドメークを続ける、とにかく真面目すぎておかしな謎のお客様という役どころだ。第3話以降もホテルに登場し、新たな“レギュラー”として「崖っぷちホテル!」を盛り上げていく。

 川栄は「原作のないオリジナル作品なので早く台本を読みたいと思いました。登場人物の個性豊かなキャラクターがとても面白くこれからの展開が気になりました。すてきなキャストの方々とご一緒できると聞いてうれしかったです!」と「崖っぷちホテル!」への出演が決まった時の思いを語った。

 岩田と、岩田演じる宇海にホテルで働くよう依頼した桜井佐那役の戸田恵梨香との撮影は、まだ行っていないという。「岩田さんと戸田さんはまだ一緒に撮影をしていないのですが、宮川さん(宮川大輔)と西尾さん(西尾まり)との撮影は現場の雰囲気がとても良く、たくさん笑わせていただきました」と撮影を振り返った。

 福井雄太プロデューサーは「13人目のレギュラーとして川栄さんにご出演いただき、本当に光栄です。ダメホテルに集まるダメスタッフたち、彼らの中に途中から飛び込む、飛び切り変わったキャラクター…これまで連続ドラマで見たことのない川栄さんの表情が見られることと思います。川栄さんの加入により、文字通り『役者はそろいました』」と期待を寄せた。

 川栄は「これから他の皆さんとのシーンも待ち遠しいです!! 現場の雰囲気やみなさんの仲の良さが画面からあふれているなと思いました。わたしも早くみなさんになじめるように精いっぱい演じたいと思います!」と力を込めた。

 22日放送の第2話では、佐那の申し出を快諾した宇海が人気ホテルの副支配人の座を捨て「グランデ・インヴルサ」で働くことを決める。宇海は社員全員を集合させてミーティングを行い、時貞(渡辺いっけい)に代わり自分が副支配人に就くことを宣言。さらに江口(中村倫也)の代わりに若く経験のないパティシエのハル(浜辺美波)を料理長に任命した上で臨時休業、過去の顧客名簿全てに目を通すよう命じる。

 宇海は、ハルが顧客名簿から「幻のケーキ」と呼ばれていた人気メニューを見つけ出し、作ってみたいと意気込むのを見て、改修後の最初のイベントに「ケーキフェア」を行うことを提案する。