高知出身の演歌歌手三山ひろし(37)が21日、高知市の桂浜で「志国高知 幕末維新博第二幕」開幕イベントに出席し、地元の英雄・坂本龍馬を歌った最新曲「いごっそ魂」を披露した。龍馬風衣装で「龍馬のように自分の名を後世に残せるように、やらないかんぜよ!」と意気込んだ。

 1月の発売以来、出荷が5万枚を超えるヒット中の同曲は、約3年前、この日オープンした「坂本龍馬記念館」の三浦夏樹主任学芸員から「生きざまなど共通項が多く、ぜひ龍馬の曲を歌ってほしい」と手紙を受け取ったことから、制作につながった。

 今年は明治維新150年で、三山もデビュー10周年と節目も重なる縁もあった。歌詞には「我がなす心は我しか知らぬ」など龍馬の志を表現する言葉もあり「周りに笑われても、演歌といえば三山ひろしと言ってもらえるよう頑張ります」と誓った。【大友陽平】