「音大卒、民謡を歌うイケメン歌手」として活躍中の松阪ゆうきが14日、日刊スポーツ(大阪市北区)に来社した。

 4月25日に、徳間ジャパン移籍後第1弾となるシングル「俺の空」を発表。ジャケットデザインと、カップリング曲が異なる2タイプで発売するなど、新天地で挑戦している。

 松坂は、新曲について「お世話になった方々への感謝の歌です。シンプルな歌詞とメロディーで覚えてもらいやすい。自然の壮大なスケールの世界観を感じてもらえれば」とアピールした。

 幼少時から祖父の影響で民謡に親しんできた。高校では福祉科に進み、介護福祉士の国家資格を取得。その後は音楽教師を目指し、武蔵野音楽大声楽科に進学。音楽を学ぶ中で、改めてその魅力を感じ、プロの歌手を志したという。当初の目的通り音楽教諭の免許も取得したが、卒業後はものまねやミュージカル出演などで経験を積んだ。12年に民謡界の大家、原田直之氏に師事し、さらに実力を磨いた。17年にはテレビ東京系「THEカラオケ バトル 歌の異種格闘技戦15」に出演。プロ男性歌手として最高得点で優勝し、注目を集めた。

 民謡、クラシック、演歌など、幅広いジャンルの歌を歌いこなす。松阪は「(新曲を担当した)浜圭介先生にも、自分にしか歌えない歌を、と言っていただいています。自分のスタイルを作っていこうと」。今後に向けては「まずは、この曲がヒットするように地道に頑張っていきたい。声楽をやっていたので、将来的にはオーケストラと共演できたら」と目標を語っていた。

 5月15日にはイズミヤ今福店ほか、同16日には大阪流行歌ライブほかでキャンペーンを展開する。