TOKIO山口達也(46)の事件発覚後、初の放送となった13日の日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!!」(日曜午後7時)の関東地区の平均視聴率が20・8%(関西地区は19・6%)だったことが14日、ビデオリサーチの調べでわかった。

 前回の4月22日放送分は14・8%、前4週平均の14・9%から大幅にアップし、今年最高をマーク。山口の事件で番組は編集を余儀なくされたが、視聴率的には貢献した形だ。瞬間最高は23・7%で、リーダー城島茂(47)が「DASH村」で、一緒に農業に携わってきた福島県の米農家で謝罪し、涙を流すシーンだった。

 番組冒頭では、城島と国分太一(43)とスタッフによる緊急会議の模様が流れた。その後「DASH島」は、1年前から続く反射炉建設の途中で、島を訪れた長瀬智也(39)が帽子を脱いで頭を下げ、反射炉建設指導の協力者や職人らに謝罪した。

 また「DASH村」のコーナーでは4月29日の緊急会議の模様を放送。福島県で毎年挑戦している米作りについて、スタッフから「植えるのは、5月半ば」など田植え時期が迫っていると告げられると、城島が「(苗に)罪はないような気がする」と思いを語った。そして、今月10日に城島が福島を訪れ、米作りを手伝う農業関係者に正座して涙を流しながら頭を下げ謝罪するシーンが放送された。

 城島は「今まで津島で十何年やってきて震災の時も、原発の時も一緒に逃げて一緒に苦労して(米作りを)やってきたんだからここで終わられない。またみんなで一緒にあの米を育てていく」と声を掛けられ、感動的なシーンになった。DASH村での今後の展開は「近日中に放送する」と予告され、番組は終了した。