青学大陸上部の原晋監督(51)が、日大アメリカンフットボール部員が悪質タックル問題で謝罪会見を行ったことについて、日大関係者が同席していなかったことに疑問を呈した。

 23日放送のTBS系「ビビット」は、アメリカンフットボールの定期戦での悪質な反則行為で関学大の選手を負傷させた日大の選手が行った記者会見の内容を取り上げた。

 当該選手は顔や名前を明かして会見に臨んだが、MCの国分太一は、会見の会場が日大ではなく日本記者クラブだったことに触れ「彼が在学している日大で行われなかった。彼を守る日大の人はいるのか、心配になってきますね」と懸念した。

 堀尾正明アナウンサーは、当該選手の会見について「立派でした。自分の非を認めて正直に話してくれたという印象」と評価したが、一方で、いち学生である当該選手の会見にも関わらず大学関係者が同席しなかったことに、「誰もサポートしてくれない孤軍奮闘というところでこういう会見を開かなければならない。大学の冷たさを非常に痛感してしまいました」と批判した。

 コメンテーターを務める原監督も「学生スポーツで起こった出来事。それに対して、この記者会見という公の場になんで1人で行く必要があるのか。それをサポートする大学職員、あるいは部長、先生方、そういった方々がなぜ同席してないの?」と大学側の対応に疑問を呈し、「根本的に大学スポーツのあり方が問われる」と語った。