バラク・オバマ前大統領とミシェル夫人が、米動画配信サービス大手のネットフリックスと、複数年に渡る映画や番組制作で契約を結んだことが明らかになった。報道によると、オバマ夫妻は直接番組制作に関与し、いくつかの番組にホスト役などで出演する他、プロデューサーや監督を務めることもあるという。契約期間や金額などは明らかにされていない。具体的なスケジュールや番組の内容などの詳細も不明だが、早ければ来年にも番組が配信される見通し。

 夫妻はすでに回顧録の出版契約をペンギンランダムハウスと6500万ドルで結んだと伝えられており、ミシェル夫人の著書「Becoming」が11月に出版される予定。オバマ前大統領は、「大統領在任の8年間で多くの素晴らしい人たちに出会った。人々がお互いの共感を深め、相互理解できるようなストーリーを送り出したい」とコメントしており、番組は政治に直接関係する内容にはならないと見られている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)