俳優ディーン・フジオカ(37)が23日、東京・日本外国特派員で、主演映画「海を駆ける」(深田晃司監督、26日公開)イベントに出席した。

 同作はインドネシアを舞台にした、心揺さぶるファンタジー作品。バイリンガルのディーンは、全て英語でスピーチした。同作への出演理由に、家族、役柄を挙げた。「家族がジャカルタにいます」とし、「父親として、将来子どもに誇れるような作品を残したいと思って参加しました」と話した。また、役柄について、「準備が大変だった。どこの国民か、においがなく、監督からの説明もなかった。神や自然を体現したものとして演じた。役と言うよりも、舞踊を舞うような繊細さを心がけながら演じた」と続けた。

 深田監督(38)も同席した。なぜインドネシアでの撮影になったのかを聞かれ、「日本でも、できないことはなかった」とし、「スピリチュアルな部分で、日本よりもインドネシアのほうがより相性がよかった」と答えた。