米歌手アリアナ・グランデ(24)が22日、昨年5月22日に英マンチェスターで行った自身のコンサート会場で起きた死者22人を出した爆弾テロ事件から1年を迎え、追悼メッセージをツイッターに投稿した。

 「皆さんのことを毎日思っています。全身全霊で皆さんを愛しています。この困難な日のために皆さんに光と思いやりを送ります」とつづった。また翌日には、「今日、あなたたちと共にいたいと深く思っている」とのコメントと共に1周忌にマンチェスターの市民が集ってグランデの最新シングル「ノー・ティアーズ・レフト・トゥ・クライ」を大合唱するビデオを投稿した。

 グランデは米タイム誌のインタビューで事件について振り返り、「多くの人が喪失と痛みに苦しんでいる。その気持ちを乗り越えるには永遠に時間がかかるはず」と語り、事件発生後は「歌えない、(あの時と)同じ衣装が着られない」と思うほど立ち直れない状態であったと明かしていた。そんなグランデは先月、「もう流す涙は残っていない」という意味を込めた新曲を2年ぶりに発表した。(ロサンゼルス=千歳香奈子)