平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)で2つの金メダルを獲得したスピードスケート女子の高木菜那(25)が29日、東京・港区のセントグレース大聖堂で、「恋人の聖地アワード 第12回プロポーズの言葉コンテスト2018」に、タレント菊地亜美(27)と出席した。若者が自ら未来を切り開く自信と力を感じる機会を提供したとして、高木は「恋人の聖地アワード」を受賞した。

 高木はデザイナー桂由美氏がデザインした、浮世絵師葛飾北斎の作品をモチーフにしたドレス姿に、フラワーアーティスト仮屋崎省吾氏による金メダルをイメージしたブーケを手に登壇した。「今まで頑張ってきたことが皆さんの原動力になっているのかなと、実感できる日になりました」と感激し、「私にはスケートをすることしかできないけれど、元気や勇気を伝えられる選手になりたい。これからも応援されるような選手になれるよう日々、精進したい」と、今後の競技生活への決意を語った。

 この日は、心に残るプロポーズをした一般の夫婦らを表彰する「ベストプロポーズアワード」の授賞式も行われた。プレゼンターを務めた高木は「まだ結婚する予定はないですけれど、応募し、受賞した方々、1つ1つの家族、カップルに思い出があって、それを大切にしていることが幸せなんだろうなと思いました。私も幸せな家庭を見つけていけるように、人としても成長していきたい」と誓った。

 高木はイベント後の囲み取材でも、ゴールドを基調としたドレスに衣替えする力の入りようだった。現在は意中の恋人はいないようで、「すてきなプロポーズされることを願っているんですけど、そういう相手を見つけることが1番なのかな。自分が素でいられる人を見つけられたらいいな」と希望を明かした。