TOKIO長瀬智也(39)が12日、都内で行われた主演映画「空飛ぶタイヤ」(本木克英監督、15日公開)公開直前イベントで、鼻毛とヒゲに白髪があることと、多忙な中、コラムの締め切りに遅刻したまま登壇したと吐露した。

 この日は、長瀬演じる運送会社社長・赤松徳郎がトレーラーの脱輪事故で整備不良だと批判される中、車両の欠陥に気付き、製造元のホープ自動車に再調査を要求し、自らも調査した閣下、大企業のリコール隠しの現実を知る物語にちなみ、「生存競争(いきていくの)はつらいよ 闘う戦士(もの)たちへ 川柳コンテスト」が開催された。川柳はサザンオールスターズが歌う主題歌「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」の歌詞にもある「しんどいね 生きていくのは」と思った瞬間をテーマに、日頃感じる生きづらさや、それでも社会と戦っていく思いを込めたものを公募した。

 長瀬は「あっ、白髪! 抜きたい、つかめぬ遠近感…。」という川柳を見て「鼻毛の白髪…全然、ありますよ!」と声を大にして訴えた。共演したTKO木下隆行(46)から「あるんですか?」と聞かれると「ありますよ。ヒゲもすごいですよ!」と、あっけらかんと口にした。そして「何で鼻毛から白髪、出るんだろう」と首をかしげた。木本武宏(47)も「鼻毛から白髪、出るみたいですよ」とうなずいた。

 長瀬は、TKOの2人との共演を振り返り「役作りがバッチリ過ぎて、気付かない人もいるかも知れない」と笑った。木本が「(出演シーンは)短いですよね…でも映画になったら、もっと短かった」と苦笑すると、長瀬は「2、3カットくらいの感じで出てます。こういう人、いるなぁって感じ。目、腫れていましたよね?」と笑った。木本も「芸能人ぽくないってこと。(役は)運送屋の人で」と苦笑した。

 木下は「僕は販売ディーラーの人。ちゃんと絡ませていただいて。重要な役どころ…車、売った人ですからね。(長瀬は)優しいですよね。全員を楽しくさせて、休憩の話はバイクの話をしてくれる」と撮影中の長瀬のエピソードを明かした。長瀬は「木下さんとは原宿でよく会う。共通の友達とか、いるかも知れませんね」と笑った。

 長瀬は舞台あいさつの中で、「僕もTOKIO。OとIを抜けばTKOですから!」と豪語。さらに「アルバムのタイトルで、TKOみたいのあるんすよ!」と言い、TKOとの意気投合ぶりをアピール。TOKIOは04年にアルバム「TOK10」をリリースしている。

 イベントの最後に、長瀬は長瀬智也賞として「“今日中に”出来上がったは夜10時」という川柳を選んだ。そして「スケート雑誌のコラムもやらせていただいていて(締め切りは)昨日から今日の昼までと言われている…(夜)10時くらいに出来るでしょうね」と苦笑いした。【村上幸将】