13日に放送された吉高由里子が主演を務める日本テレビ系の「正義のセ」(水曜午後10時)最終回の平均視聴率が10・0%(関東地区)だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 初回放送は11・0%、2回目9・9%、3回目10・3%、4回目9・4%、5回目9・1%、6回目10・5%、7回目9・0%、8回目9・4%、9回目は8・9%だった。

 阿川佐和子氏の同名小説シリーズが原作。ドラマは吉高が演じる2年目の検事竹村凜々子が、一生懸命に周囲を巻き込んで事件に取り組み、検事として女性として成長する物語。

 最終回のあらすじは、 凜々子(吉高)が、中条良成衆議院議員(宅麻伸)の長男秀成(落合モトキ)が犯した殺人事件を担当することになった。秀成は、被害者の入江(佐藤祐基)にからまれ反撃して殺してしまったと主張し、その目撃者も現れた。過去に入江が傷害事件を起こしたことも分かり、秀成の正当防衛とも思われてきた。

 捜査を進める凜々子と相原(安田顕)は、入江が働いていた料亭の店主から「真面目な青年」と聞き、恋人の大石笑子(岡本玲)も「穏やかで人に暴力を振るう人間ではない」と話した。凜々子は事件の裏に何かがあるのではないかと考え始める。

 ある日、中条議員が港南支部に来訪し、秀成の釈放を求めてきた。支部長の梅宮(寺脇康文)は拒絶するが、中条は検察上層部への圧力をほのめかす。