女優広瀬すず(20)が19日、北海道・新得町で20歳のバースデーを祝福された。来年4月にスタートするNHK連続テレビ小説「なつぞら」のロケ取材会で、撮影スタッフから祝福のケーキが差し入れられた。広瀬は「20歳最初の作品を『なつぞら』で迎えられるのは本当に幸せ」と笑顔で語った。

 ドラマは、連続テレビ小説の100作品目。第2次世界大戦で戦災孤児となった奥原なつ(広瀬)が主人公。両親を失い、十勝の酪農一家にやってきたなつは、父の戦友だった柴田剛男(藤木直人)富士子(松嶋菜々子)夫妻の養女となり、牛馬の世話や乳搾りに精を出す。やがて高校生になると、生き別れた兄が東京で働いていることを知り、また草創期のアニメの世界への憧れをも抱き、旅立ちの時を迎える、というストーリー。

 この日は、架空の十勝農業高校・演劇部員のなつが、演劇コンクールを十勝全体で盛り上げようと、養母の富士子に相談するシーンを新得町内で撮影した。終了後のロケ取材会には約100人の報道陣が集まった。広瀬は「(撮影で)どんどん成長して行けたら」と、20歳の誓いを立てた。