怪談の語り部として活躍するタレント稲川淳二(70)がこのほど、大阪市内で、カンテレの夏の風物詩「稲川淳二の怪談グランプリ2018」(7月22日深夜1時、同29日深夜1時)の取材会を行った。

 09年7月から毎夏に放送されている怪談を題材としたトークバラエティー。10年目を迎える今回は2夜連続して放送され、歴代チャンピオン6人と予選で勝ち上がった2人の計8人の怪談師が登場する。1週目は翌週の決勝に進む2枠をかけて争う。勝敗は審査員5人の持ち点プラス一般審査員100人の総合得点で、一番得点が高い怪談師が優勝する。

 「幽霊話」「怪奇現象」などの怪談を披露し、トーナメント形式で“最恐怪談師”を決定する。審査委員長を務める稲川は「たいへんなレベルですよ。かなり拮抗(きっこう)している」と激戦を予想。さらに「そのときの体調もあるし、状況もある。いろいろと状況が違ってくるからね」と力説し「怪談は生き物ですからね」と強調した。

 歴代チャンピオンについては「みなさん、うまいですよ」と個性派がそろっているとみている。勝敗を分けるポイントとして「質の高い怪談を語る方がいれば、すてきだなと思う。本当にいい話になる」と話した。