NHK大河ドラマ「西郷どん」の1日放送の平均視聴率が関東地区で12・7%だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 これまでの関東地区の最高は、2月4日の15・5%、最低は4月29日の11・1%。前回6月24日は12・2%だった。

 1日の放送は、野ざらしの牢(ろう)で死に直面した吉之助(鈴木亮平)が島役人の土持政照(斉藤嘉樹)の機転で座敷牢(ろう)に移され、子どもたちに学問を教え始める内容だった。また、海江田(高橋光臣)ら薩摩藩士が英国人を切る「生麦事件」が起こり、その補償を迫られた久光(青木崇高)に一蔵(瑛太)が英国に屈せずに戦うことを進言。沖永良部では謎の流人の川口雪蓬(石橋蓮司)が漁師の舟を盗み、島抜けを企てるなど、幕末の大きなうねりの始まりを感じさせていた。