時代劇ドラマ「大岡越前」などで知られる俳優加藤剛(かとう・ごう)さんが亡くなったことを受け、タレントのクリス松村が追悼した。

 クリスは9日、ブログを更新し、「加藤剛さん逝去のニュース、残念です」と加藤さんの訃報に触れた。クリスは芸能界で最初の仕事が、加藤さんや菅原文太さんらが出演した80年放送の大河ドラマ「獅子の時代」へのエキストラ出演で、加藤さんと一緒のシーンもあったという。「当日のみのリハーサルも含めた時間だけが加藤さんとご一緒した時間の全ての時間ですが、大スターの加藤剛さんが目の前にずっといらして、ものすごく緊張して、はりきって挨拶したのをよく覚えています」と振り返った。

 また、「エキストラの私の顔を見て挨拶を返してくださる加藤さんの誠実な姿勢にさらに感動しました」と加藤さんの人柄を示すエピソードをつづり、「とてもハンサムな方で、優しい眼差しでイメージ以上だったことは忘れられません。ご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。

 加藤さんは6月18日、胆のうがんで亡くなっていたことが9日、分かった。80歳だった。