俳優山崎賢人(23)が主演のフジテレビ系連続ドラマ「グッド・ドクター」(木曜午後10時)で初の医師役に挑戦している。

 自閉症でコミュニケーション能力に難があるが、驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群の青年医師・新堂湊(山崎)は、レジデントと呼ばれる研修医として東郷記念病院小児外科に勤務することになる。

 第2話では、女子高校生の菅原唯菜(山田杏奈)が学校で破水して救急搬送されてきた。湊の先輩の瀬戸夏美(上野樹里)は唯菜の緊急出産を報告。赤ん坊は低出生体重児で腸のほとんどが壊死(えし)状態で壊死性腸炎が認められると続けた。しかも、唯菜はこれまで検診を受けたことがない未受診妊婦だった。

 病院の廊下で雑用をしていた湊は歩いて行く唯菜を見つける。唯菜はNICU(新生児集中治療室)で保育器に入れられたわが子にしきりに謝罪していた。湊がこのままだと赤ちゃんは死んでしまうが、助かる方法はあると言ってしまう。

 唯菜の病室に検診に行った夏美は、小児外科のエース高山誠司(藤木直人)の手術なら助かると湊が言ったと聞いて驚く。夏美からの報告を受けた高山は湊をきつく叱る。高い術中死がともなう手術はせずに、温存治療で赤ちゃんの回復を待つという医局の方針に反していたからだ。湊は夏美からも、唯菜の病室やNICUには行くなと言われてしまう。

 子どもを助けたい一心の唯菜は、夏美に手術をして欲しいと食いさがる。だが、未成年の唯菜では保護者の手術の同意書が必要だと夏美が諭す。すると唯菜の母、真紀(黒沢あすか)がやって来た。唯菜の妊娠、出産を責める真紀は手術同意書へのサインを拒否する。夏美に叱られながらもNICUへ通う湊は、赤ちゃんの診断画像からあることに気がつく…。