世界的大ヒットとなったスーパーヒーロー・コメディー「デッドプール」(2016年)の続編「デッドプール2」(全国公開中)に、ブラッド・ピット(54)がサプライズでカメオ出演。しかも、ノーギャラだったことが明らかになった。

 主演のライアン・レイノルズ(41)が米情報番組「エンターテインメント・トゥナイト」のインタビューで、「ブラッドは、コーヒー一杯で出演するって言ったんだ。僕は驚いて、“コーヒーのフランチャイズの権利のこと?それともただのコーヒー一杯?”って聞いたら、本当にコーヒー一杯だって。彼はつまり、“ノーギャラで出演する”って言ってくれたんだ。最高に素晴らしいことをやってくれたよ」と明かした。

 ピットが演じているのは、デッドプール率いるXフォースのメンバーで、テレポーテーション能力があるバニッシャー役。透明人間であるため、映画の最後のほうのシーンまで、ピットが演じていることはわからないようになっている。

 レイノルズは、「世界的な映画スターに、完全にセリフなしの透明人間の役を演じさせるなんて、これ以上に無責任なことはない。すごく気に入ったよ」と語った。

 実は今回、マット・デイモンもカメオ出演しているが、デビッド・リーチ監督は、「2人とも以前、一緒に仕事をしているのでよく知っているが、他のスーパーヒーローたちが頻繁に登場する“デッドプール”でなければ、彼らはカメオ出演しなかっただろうね」と語っている。(ニューヨーク=鹿目直子)