元AKB48渡辺麻友(24)が30日、都内で主演するフジテレビ系ドラマ「いつかこの雨がやむ日まで」(8月4日開始、土曜午後11時40分)制作発表会見に出席した。

 昨年末にAKB48を卒業してから、初の連ドラで主演となる。15年前のある女優の殺人事件をきっかけに巻き起こるサスペンス作品で、渡辺は、実兄がその事件の殺人犯になったことから人生が一変しながら、ミュージカル女優になることを夢見て劇団に所属しながら、キャバクラでバイトをする北園ひかり役を演じる。

 渡辺は「内容を聞いて、これまで演じたことがない役で、いろいろな初チャレンジだらけ。キャバクラで働いた経験ももちろんないのですが、撮影は実際のお店でやっているので、リアリティーはあって、こういう感じなんだなと思いました。愛と狂気のサスペンスで、視聴者の方にもハラハラドキドキしながら見てほしい」。心に闇を抱える役柄だが、役作りについては「本来は、どちらかというと闇深いタイプなので、そこはうまくいかしています」と明かした。

 ひきこもりの母親役を演じる斉藤由貴(51)からは「(渡辺は)切なさや悲しさの表現を含めて、きっとすてきな女優さんになれる、すてきな瞳の持ち主です」とメッセージを送られた。また、同ドラマの東海テレビ松本圭右プロデューサーは「このドラマの渡辺麻友を見ないと損します」とアピールしていた。

 この日の会見には、渡辺演じるひかりの幼なじみ役の堀井新太(26)も出席。人見知りという渡辺について「最初は会話がなくて、距離感があったので『麻友氏』って呼んでます。けなげな方でピュアですてきだなと思いました」と話した。