前日5日に約1年3カ月ぶりに公の場へ姿を見せた上方落語の重鎮、笑福亭仁鶴(81)が、昨夏から休演を続けるNHK「バラエティー生活笑百科」(土曜午後0時15分)について、制作のNHK大阪放送局は6日、番組復帰について「未定」の見通しを明かした。

仁鶴は昨年6月に夫人を亡くした前後から体調不良で休演を繰り返し、昨夏以降は「相談室長」の立場でレギュラーに入っている同番組の収録に参加していない。前日5日、大阪市内で行われた故6代目笑福亭松鶴さんの三十三回忌法要に出席し、その帰り際、仕事復帰にあたっては「頑張ります」と答えていた。

同大阪放送局では、すでに10月20日放送分までを収録しているが、「引き続き、体調が回復されれば出演いただきたいというスタンスは変わっておらず、事務所にも伝え、確認しております」とコメント。これまで通り体調の回復を待つ。

また、仁鶴がレギュラー出演していた読売テレビ「大阪ほんわかテレビ」も、同時期から休演が続いているが、同局も、番組復帰を待つ姿勢を変えていない。