吉本新喜劇座長の内場勝則(58)が14日、大阪市内で、主演舞台「四つの理由」(11月9~11日、大阪・YES THEATER)の合同取材会に、共演の後藤ひろひと(49)、石丸健二郎(64)、大路恵美(42)と出席した。

今作は後藤が作・演出を務め、01年に同じ4人で行われた舞台の再演。血液型をテーマに、内場が4つの違う血液型を演じ分け、石丸らとオムニバスコメディーを繰り広げる。

17年ぶりの集結も内場は「(みんな)全然変わっていない」。石丸も当時を「昨日今日みたいな気がする」と振り返り、再会を喜んだ。

血液型の特性を面白おかしく演じる舞台だが、内場は「僕ら4人、誰も血液型を信用していないんですよ」とカミングアウト。B型の内場は「否定から入られる。自分勝手でわがままなやつ、と受け入れられますね」と世間の定説に不満もポロリ。周囲にはO型の人が多いといい、「後藤さんもうちの奥さんもO型、すごく助けられてます」と同じ新喜劇の妻未知やすえ(55)には気を使い、笑いを誘っていた。意気込みを聞かれると「前よりももっと面白く、今風に変えて楽しんいただきたい」。

石丸は役者としての内場について「天才なんじゃないかと思うことが良くある。キャッチボールを全部受けてくれて、一番取りやすい真ん中に投げ返してくれる」とその演技を大絶賛していた。17年ぶりの再演に感激する大路は「こんな楽しい舞台に呼んでいただいて、本当にうれしい。一ファンとして楽しみたい」。

01年の初演は、会場の不備で「金返せ」とクレームが入り、ずっと悔やんでいたと明かした後藤は「作品はちゃんと面白かったんだぞ、というのを17年かけてブラッシュアップしてお見せしたい」と力強く意気込んだ。大阪公演の他、11月16、17日には東京・豊島区立舞台芸術交流センターでも上演される。