黒柳徹子(85)が28日、東京・EXシアター六本木で主演舞台「ライオンのあとで」(29日から同所)公開稽古を行った。

1989年(平元)に銀座セゾン劇場で始まった海外コメディーシリーズの“ファイナル”公演。銘打っており、同作品の上演は97年以来で、足を切断してまで舞台に情熱を傾けた仏女優サラ・ベルナール役を演じる。「平成元年に始まって、平成が終わる年に区切りになった。いろいろな思い出があります」。

サラを手術する軍医役を演じるジャニーズWEST桐山照史(29)は、同シリーズが始まった年に生まれており「勝手に縁を感じています。出し切れる力を出したい」。黒柳からは、言葉のイントネーションなどを教わったという。そんな桐山の姿に黒柳も「かわいい! 大人っぽい部分もあるし、いいなと思います。難しい芝居も多いですが、歩き方とかしゃべり方とか、随分研究したと思う。感心しました」と絶賛し、桐山も照れていた。

同シリーズは今回でファイナルとなるが、黒柳の演技への熱は冷めていない。「まだまだ。先日テレビで100歳の方の話を見ていて、なかなか100歳は大変だなと思うけれど、90歳まではやりたい。自分が演じたいというよりは、見に来てくれた方に『あんな歳でも何とかなるんだ』って思ってくれたら。それだけで意味があると思います」と力強く話した。

またこの日、落語家三遊亭円楽(68)が初期の肺がんであることを発表した件については「私は落語が大好きで、毎週(「笑点」を)見てます。またおもしろいことを言ってほしい。大好きなので」と話した。