元乃木坂46のタレント生駒里奈(22)が4日、東京大学安田講堂で行われた「100年大学 お金のこと学部」開学記念特別講座に出席した。

100年大学は、日本証券業協会が「人生100年時代」を見据えて、これからのお金との向き合い方や証券投資について学び考えるプロジェクト。東大教養学部ブランドデザインスタジオとコラボレーションし、今年8月からスタートした。生駒は「100年大学」の学生代表として起用され、ウェブ上のCMなどに出演している。

学生帽を被って登場し、学生たちにあいさつ。「私自身は大学に行かなかったので、こういう格好ができてうれしいです」と喜んだ。お金にまつわるエピソードを聞かれ、「私は結構ためるのが好きです。15歳で秋田から上京してきて、お給料いただいていたんですけど、10代の頃は分からなかったので、母に教えてもらっていました。今では、毎月積み立てた貯金を見てニヤニヤしています。たまっていくのがうれしいので」と笑った。

講義では、現役の東大生たちとお金にまつわる○×クイズで対決。大好きな漫画「NARUTO」にまつわる問題を見事に答え、「漫画から学ぶこともあります!」と胸を張った。引き分けに終わった。乃木坂46を卒業して変わったことについて東大生からの質問されると、「自分単体を売ることになったので、テレビやこういうイベント、舞台を見た人を感動させるということが、タレントとしてやらなければいけないことなのかなと思います」と答えた。東大生からは「めっちゃ感動しています!」と感激されていた。

続いて、東大生から「生駒さんにとって、お金とは?」と大きなテーマで質問された。「秋田から上京して、初期の頃は両親からお金出してもらって転校したりとか、ちょっといい服とかも買ってもらいました。親に借金をしたってことだと思います」と切り出し、「今では、その分は返せるようになったかな、って思うのですが、その恩を感じているというか。たとえば誰かが困っていたら助けてあげたいなって思うし、そう考えられるようになったのは、親に助けてもらったからなので。そういう意味でも、お金は大事なのかなって思います」と答えた。

ラストは東大生たちに向けて、「日本を支えていく方々が巣立っていくと思うので、こういう私みたいな人間を支えてほしいなって思います。その分、私は楽しさやうれしさを提供して、皆さんの活力になっていけるようになりたいです。頑張ってください」とエールを送って、拍手を浴びた。

この日は、講師として作家羽田圭介氏(32)も出席。「ライフスタイルにあった投資をすることが大事だと思う」などと学生にアドバイスし、「ぶっちゃけこの講演会はそんなにギャラないんですけどね。投資で増やすよりも、本業や副業で、交渉したりして増やせるなら先に増やすべき」などと率直なトークで笑いを誘った。