宝塚歌劇月組公演「エリザベート」(11月18日まで)が19日、東京宝塚劇場で幕を開けた。

黄泉の帝王トートとオーストリアの悲劇の皇后を主人公にした作品で、宝塚では96年に初演され、今回は10回目の上演。トート役の珠城りょうは「今の月組ができる『エリザベート』にしたい。トートはクールな印象があったけれど、感情を表現して、帝王の存在感を出そうと思った」。今回の公演で退団するエリザベート役の愛希れいかは「感謝の気持ちで、千秋楽まで(珠城に)ついていきます」。珠城も「コンビでは心を大切に作ってきたので、その集大成を飾れる作品」と自信をみせた。