俳優大和田伸也(71)が二期会オペラ「後宮からの逃走」(11月22~25日、東京・日生劇場)に出演することになり、2日、都内で会見した。

「後宮」は王セリムの後宮(ハーレム)を舞台に、モーツァルトの美しい楽曲に包まれたラブストーリー。大和田は歌のない、せりふだけのセリム役だが、物語のかぎを握る重要な役柄。「オペラの持つ芸術性や世界観には、かねて憧れていましたが、まさかこの年で参加できるとは思わなかった。とてもうれしいです」。

日生劇場登場は劇団四季時代以来で、45年ぶり。「故郷に帰るようで、感慨深いです」と話した。