3日に放送された俳優野村周平(24)主演のフジテレビ系連続ドラマ「結婚相手は抽選で」(土曜午後11時40分)第5話の視聴率が2・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが5日、分かった。前週の3・2%から、0・4ポイントダウンした。

初回から視聴率は2・8%、3・4%、2・8%、3・2%だった。

野村が演じるのはオタクで、過度の潔癖性で、女性に全くモテない26歳のシステムエンジニア宮坂龍彦。ところが、少子化対策のために「抽選見合い結婚法」が制定され、25歳から39歳の独身男女は、抽選でお見合いをしなくてはならなくなった。そして、3回断るとテロ撲滅隊の支援に行かなくてはならないのだった。

野村は演じる龍彦について「内気でオタクで潔癖性という人だけではなくて、正義感があって心の優しい人だということに気付きましたね。人の役に立ちたいというか、自分の中での正義がしっかりある人だなと演じていて思いました。何かを好きで夢中になっているところは共感できました。龍彦はアニメオタクだったりしますが、僕は車オタクなんです。龍彦がアニメのキャラクターの話を始めると止まらないような気持ちはわかります。今まで自分と似ている役というのがあまりないんです。なので、基本は自分に照らし合わせて芝居をしていないです。全く別人を演じている気持ちになるといいますか、それがお芝居だと思ってやっています」と話している。

第5話では、龍彦(野村)の5度目のお見合いの相手は奈々(高梨臨)だった。すでに2回お見合いを断り、次に自分から断るとテロ撲滅隊行きにリーチがかかってしまっている。奈々は、ブランドバッグにダイヤのアクセサリー、派手めな服装で無理めな女を演じ、料理がまるでできない事をアピールするなど、即見合いを断られるよう振る舞う。

しかし、龍彦は美人の奈々を前に恐縮し、こんな僕をどうぞ断ってくださいなどと言い出す始末。自分に執着せずあっさり身を引こうとする龍彦に調子を崩された奈々は、引くに引けず自ら見合いを続行し、連絡先を交換して次回も会う約束までしてしまう。

その夜、龍彦は友人の鯨井(加藤雅人)や北風(松本享恭)に状況を話す。北風は「その女、明らかにリーチだね」と断言。テロ撲滅隊行きリーチになった女性が被害にあった刑事事件が多数起きている状況を話す。奈々のような美人がなぜ、「抽選見合い結婚法」に振り回されているのか…。恋愛とはどこか違う気持ちのように思うものの、奈々のことが気になっていく龍彦だった。

一方、鈴掛好美(佐津川愛美)はイケメンで好条件の銀林嵐望(大谷亮平)とお見合いで出会ったことに驚きと緊張を隠せない。さらに好美が出した「飲酒をしない人」という条件に合致しないことを知った嵐望から「ノーカウントにしないで欲しい、僕ともう一度会っていただけませんか」と真剣なまなざしでアプローチされる。嵐望は好美に母性の強さを感じていたのだった。そして2度目の食事でさらに2人の距離は近づいていく。