大みそかの「第69回NHK紅白歌合戦」の出場者発表会見が14日、東京・渋谷の同局で行われた。

7人組ダンスボーカルユニット、DA PUMPは、02年以来、16年ぶりの出場を決め、この日の会見に出席。ISSAは「僕自身は16年ぶりですが、いろいろな思いがありました。このメンバーになって10年、頑張ってきたかいがあった。『U.S.A.』をいろいろなところで応援してくれたおかげです」と感慨深げに話した。

出場決定の報は、この日の朝にISSAに連絡があり、メンバーに伝えたという。「言った瞬間、みんなキョトンとしてましたね」。“初出場”となるKIMIは「うれしい感情なんですけど、まったく何が起きているか分からない状況。ただただキョトンとしてます。スケジュール? バッチリ空いてました」と笑顔を見せ、最後は全員で「いいね」ポーズを決めた。

今年6月発売のシングル「U.S.A.」が、コミカルな歌詞と、顔の横で親指をクイッと動かす「いいねダンス」が話題を呼んで老若男女に愛される今年の代表曲になった。

同曲は発売前にYouTubeに動画をアップすると、HKT48指原莉乃が「頭おかしくなりそうなくらい聴いてる」と絶賛。渡辺直美やベッキーも反応をして、ユーロビートの乗りの良いサウンドとユニークなダンスがうけて、3日間で再生回数100万回を突破。再生回数は1億1000万を超え、配信は67万ダウンロード、CD出荷は13万枚を上回るブレークぶりだ。

この日までに、唯一のオリジナルメンバーのISSAは、紅白出場について「うれしく思うが、変な期待はせずに待っています。でも12月25日以降のスケジュールは空けています」と話した。そして、紅白出場経験があるのは自身だけなのを引き合いに「あの華やかな場所にみんなを連れて行きたい。またあの景色を一緒に見たい」と夢舞台を願った。それが現実になった。