日本音楽著作権協会(JASRAC)は16日、都内で、「第5回音楽文化賞」の贈呈式を行った。

音楽文化の発展に寄与した功績をたたえる同賞には、音楽文化研究家の戸ノ下達也氏、沖縄音楽の発信に貢献した普久原恒勇氏、備瀬善勝氏、そして「鳴門『第九』を歌う会」が選ばれた。

また、東日本大震災からの復興を支援する「こころ音プロジェクト」では、宮城県石巻市の複合文化施設の建設費用の一部として1500万円が贈られた。施設は2021年3月の開館を目指して建設中。同市の亀山紘市長は「震災から7年8カ月。今は復興を着実に進めているが、真の復興を進めるためには心の復興が必要。これで復興に弾みがつけばよいと思います。夢を育む施設が完成した暁には、皆さんにもぜひ活用して欲しい」とあいさつをした。