今年の大みそかの「第69回NHK紅白歌合戦」は、企画、演出に見どころがありそうな気がします。

先日、出場者や司会の発表がありましたが、出場者については、初出場は6組。最近3年は10組前後の初出場者がいたので、今年はちょっと少なめ。一方で、復活組にaiko、いきものがかり、松任谷由実、MISIA、DA PUMPら大物アーティストが顔をそろえました。

NHKはこれまで、平成最後の紅白歌合戦について「平成を振り返るだけでなく、未来への第1歩となるワクワクするような紅白にしたい」との姿勢を示していました。出場者の顔ぶれから、NHKが目指す未来へ向けた紅白とは、まだちょっと離れた感じもします。今後、特別出演歌手の発表もあるかもしれませんが、歌に絡んだ企画や演出で未来を感じさせる考えがあるように思えます。

先日も競泳の池江璃花子のゲスト審査員内定報道もあったように、2020年の東京オリンピック(五輪)を意識した企画が少なからずありそうです。誰でも知っている東京五輪のメダル候補らアスリートの紅白出演は、未来につながる雰囲気づくりにはピッタリですから。ゲスト審査員や企画などは、そろそろ発表されるでしょうが、どんな人たちがどんなことをして未来を感じさせてくれるのか楽しみです。今年は企画、演出の質が視聴率を大きく左右するかもしれません。