世界的に人気の「ポケットモンスター」をハリウッドが初めて実写映画化することになり、日本語版の吹き替えを担当する竹内涼真(25)が29日、都内で会見した。

「デッドプール」シリーズなどで知られるライアン・レイノルズ(42)が主演した映画は「名探偵ピカチュウ」(ロブ・レターマン監督、来年5月日本公開)。大人になった主人公の少年がポケモンと人間が共生する不思議な街で、名探偵ピカチュウと難事件に挑む物語だ。

これが吹き替え初体験という竹内は「たまたまこの映画の予告編を見ているときに(依頼の)電話をいただいた。子どもの頃から大好きで、まさか実写されるとは思っていなかったので、最近ドキドキすることはあまりないのですが、ものすごくドキドキしています。街中を動くポケモンをどうやって撮ったのか? すごく気になります。もしこの映画のようにピカチュウが身近にいたら、毎日ブラッシングをしてあげたい」と笑顔で話した。

同席した出演者のジャスティン・スミス(23)は「僕も出演が決まったときはニューヨークの街中で大声で叫んでしまった。僕の声をやってくれる竹内さんにはいいところをみんなピカチュウにもっていかれちゃうと言っておきたいし(笑い)、見た目は誠実そうだけど、ちょっとドライでシニカルな感じを出して欲しい」。共演のキャスリン・ニュートン(21)も「オーディションに合格して監督から話を聞くうちにたいへんなプロジェクトに参加しているんだと震えてきました」と米国での人気の高さを印象付けた。

映画には日本人警部役で渡辺謙(59)も出演している。