落語家桂三度(49)が30日、大阪・TOHOシネマズ梅田で、話題沸騰中の映画「ボヘミアン・ラプソディ」の胸アツ応援上映イベントに登場し「落語界のフレディ」を目指すと宣言した。

伝説的ロックバンド「クイーン」を描いた同作は今月9日の公開以降、週を重ねるごとに人気を広げている。三度は10年前にTBS系のネタ番組「あらびき団」で披露したフレディ・マーキュリーの姿で登場し「エーオー!」とコール&レスポンスで会場を盛り上げた。

「自然に(楽曲が)入ってくる」と、気づいたらファンになっていたという三度はイベント後「どうしよう…恥ずかしいな…格好つけ過ぎだと思いますが…」と前置きしながら「落語ってある意味、歌やなと思っている」と独自の落語観を展開。発声の高低や強弱、さまざまな発声パターンが、語りを生業とする落語と歌の共通点として重なると話し、魅力的な声色、ロカビリーからヘビメタ、オペラまで幅広いパターンを持つ完璧なフレディを参考に「落語への変換はできる」。フレディのような落語がしたいと熱い思いを吐露し「落語界のフレディ・マーキュリーになりたい!」と大きな野望を語った。

イベントでは「千の風になって」(秋川雅史)のサビ終わりにクイーンの代名詞「Rock You!」をねじ込むフレディネタなどで会場を盛り上げた三度。映画にちなんだ豪華景品が当たる抽選会では、主演ラミ・マレックが来日時に座ったイスに「え! これくれるんですか?」と大興奮。プレゼンター担当ながら仕事そっちのけでファンに戻り「これはニトリで見たことない」と笑いを誘っていた。