メジャーデビューを果たしたFANTASTICSのメンバーの素顔に迫るインタビュー企画の第6回は、パフォーマーの堀夏喜(21)の登場です。7月に亡くなった中尾翔太さんとは、小学校時代から同じダンススタジオ出身で、ともに歩んできました。

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-アーティストになろうと思ったきっかけは

「地元のダンススタジオに通っていて、小学生の時にEXILEさんのナゴヤドーム公演にサポートキッズダンサーとして参加させていただいて、その時は翔太くんも一緒でした。ナゴヤドームに行く機会もほとんどなかったので、そこで踊っているのは不思議でしたし、こんなに人が集まるんだって。ダンスで夢が広がるなと思いました」

-ダンスを始めたのは

「親がいろいろな習い事をさせてくれました。サッカー、柔道、水泳など他はなかなか続かなかったんですけど、ダンスは楽しくて続いたんです」

-帯同するEXILEのドームツアーで、ナゴヤドームにも凱旋(がいせん)した

「自分たちのグループで立つと、感じ方も景色も違いました。人数がたくさんいるので、1人1人に届けるのは難しいとも実感しましたし、そのための気合も必要だと思いました」

-FANTASTICS結成が決まって

「みんな知った仲でしたし、このメンバーで結成するとは思ってなかったですけど、不思議な巡り合わせだと思ってました。LDHでグループの一員になりたくてやってきたので、1つ道が見えた気がしました。ただ決まってからのスピード感がすごすぎて、ビックリしましたね(笑い)」

-グループでの強み

「パフォーマンスを引っ張っていく存在になりたいという思いが強いです。世界さんが先陣を切ってくれるのですが、続けるようにしたいと思っています」

-中尾翔太さんについて

「ずっと目標にしてきて、ダンスを続けてこれたのも翔太くんがいたからです。10数年一緒にやってきて、一度も超えられなかったので、これからも目標です! 近くでいろいろな姿を見てきたので、やりたかったであろうことを背負ってやっていきたいです」

-グループとしての目標は

「FANTASTICSのいろいろな表現をお見せしていきたいです。いつか単独でライブツアーがしたいです」

-個人としての目標は

「ファッションにも興味があるので、もっと勉強していきたいし、新しい可能性にもつながると思います。今回のEXILEさんのツアーでのFANTASTICSの衣装も、世界くんと一緒に関わらせていただきましたどちらかというと、好きなファッションはストリート系でしょうか。広げていきたいです」

-今年1番“FANTASTIC!”だったこと

「携帯電話をうっかり落としてしまったとき、反射的に地面につく前に足で蹴って、それが手に戻ってきてキャッチしたことです(笑い)」

-好きな言葉は「がむしゃら」

「EXPGの中でクラス分けがあるんですけど、一番上のクラスに目指すときとか、FANTASTICSの結成前とか、何か自分に変化があるときの前には、がむしゃらにやっていることが多かった。成長につながることだと思います」

-堀さんから見た「木村慧人」とは

「最年少で、愛されキャラです。どのメンバーからもいじられるけど、どのメンバーとも2人でご飯に行けるような存在です。本人は意識してないかもしれないですけど、自然とバランスととってくれている感じがします」

 

◆堀夏喜(ほり・なつき)1997年(平9)8月6日、愛知県生まれ。180センチ。A型。趣味・特技はサッカー、スノーボード。マイブームは、タピオカを飲むことで「1人では行けないので(中島)颯太や(木村)慧人を誘って行きます(笑い)」。