モーニング娘。'18のサブリーダー、飯窪春菜(24)の卒業公演が16日、東京・日本武道館で行われた。

序盤の2曲を歌い終えると、「ようこそお越しくださいました! 序盤から皆さんの熱気をものすごく感じています。今日は最後まで目に焼き付けてください!」とアピール。ファン1万人から大歓声を浴びた。

中盤、ハロー!プロジェクト全体のリーダーを務めるアンジュルムの和田彩花(24)が登場。飯窪に花束を渡した。「先月行われたバースデーイベントで、ステージ上でのはるなん(飯窪)がいつもより幼く見えたのは、温かくたくさんのファンの方に見守られてきたからなんでしょう。とてもすてきな関係だと思いました」と話し、「きっと今日もたくさんの方に見守られながら新しい一歩を踏み出すのだと思います。これからもはるなんは私にとって大切な存在です。卒業おめでとうございます」と祝福した。

アンコールでは、メンバーカラーの黄色いドレスで登場した。ファンへの手紙を読み上げた。「私の人生で一番大切なのはファンの方々です。未来永劫(えいごう)、大好きでいることを誓います。私って、『重い女』なんですよ。絶対好きですからね!」と感謝して、笑いを誘った。その後、「私を作った大きな1曲」だという「恋ING」をソロで歌った。

アンコールでは、メンバー1人1人からメッセージを送られた。プロ野球日本ハムファンの牧野真莉愛(17)からは「飯窪さんからもらった新庄(剛志)のカード、一生の宝物です。かっとばせ~、春菜!」とエールを送られた。明石家さんま(63)がパーソナリティーを務めるMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」に13年4月からレギュラー出演しており、横山玲奈(17)からは「いつもトークで困った時に面白く助けてくださって、さすが『モーニング娘のさんまさん』だな、と思いました」と感謝された。

ラストはダブルアンコールを受けて再登場。「北斗の拳」のキャラクター、ラオウの有名なワンシーンをオマージュして、「わがモーニング娘人生に一片の悔いなし!」と右手を突き上げた。漫画やアニメ好きで知られる飯窪らしい演出で締めくくり、1万人から大歓声を浴びた。

この日のコンサートには、漫画家の藤子不二雄A氏、女優松岡茉優、新木優子、中川翔子らが訪れた。

飯窪は卒業後も芸能活動を続ける。前日15日の公演では、VR(バーチャルリアリティー)を使ったバーチャルアイドル「Ni-na(ニーナ)」を飯窪が今後プロデュースすることも発表されている。