King&Princeの主演舞台「ジャニーズ King&Prince アイランド」(27日まで)が2日、東京・帝国劇場で上演された。メンバーは超多忙な年末年始を過ごしたが、劇中で披露する新曲を増やすなど、挑戦を続けている。作・構成・演出を手がけるジャニーズ事務所ジャニー喜多川氏(87)は、今年も立ち止まらないジャニーズイズムを説いた。

King&Princeは、大みそかの「NHK紅白歌合戦」に初出場し、年越しライブ「ジャニーズカウントダウン」にも初出演した。リーダー岸優太(23)は「芸能人になれたんだな、ってあらためて思いました」としみじみ振り返った。5月に「シンデレラガール」でCDデビューして以降、一気にブレークを果たした2018年だった。

大活躍だった年末年始について、平野紫耀(21)は「想像を上回る忙しさでした」と明かした。大みそかは朝から「ジャニーズカウントダウン」のリハーサルに参加した後、紅白に生出演。さらにジャニーズカウントダウン本番に出演し、深夜に帰宅。翌日の元日は朝から舞台のリハーサルで、午後6時からの本番に備えた。平野は「掃除して、おそばとか食べてたら、結局1時間睡眠でした」と照れ笑いした。帰宅後すぐベッドに倒れ込み、数時間寝たメンバーもいるという。

メンバーの活躍を受け、ジャニー氏は「最初は僕も自信がなかったけど、今の子は進化して良くなっていく。言うことないですよ」と称賛。「紅白に帝国劇場。大みそかや元日から働けるのは、ショービジネスの人間としては幸せなことです」と感謝した。「僕は常に新しいものを、新しいものを、と欲張っているから。なかなか追いつかない。マラソンとか、駅伝みたい」と笑う。舞台にも公演期間中に新曲を追加。「今年は、演劇と映画を両方見せるような舞台を絶対、やりますよ」と新コンテンツの制作にも意欲を示した。

神宮寺勇太(21)は「今年は僕ら6人の冠番組をもらえるように頑張ります」と意気込み、永瀬廉(19)は「『キンプリ、すごい出まくってるな』と言われるくらいいろんなところで活躍したい」と誓った。メンバーたちも、立ち止まるつもりはない。2019年も、猛進する。【横山慧】