俳優大村崑(87)が12日、神戸アートビレッジセンターでトークショーを開催し、自身の終活プランを語った。

同所でこの日から始まった昭和の喜劇映画を特集上映する「新春! ニッポンの喜劇映画セレクション第二弾」(18日まで)の企画で登場した大村は、出演作の「喜劇 団地親分」を鑑賞した感想や、撮影当時の懐かしい思い出、親交の深かった故渥美清さんらとのエピソードなどを披露した。

約40分間、イスに座らず立ったままで話し続けた大村は、18年4月から妻と「RIZAP」のトレーニングに通っているとか。

「お金は、ものすごい取られたけど」と笑わせながらも、わずか2カ月で10キロの減量に成功したという。高齢になっても筋肉をつければケガの程度も軽く収まると、トレーニングのススメを伝え「どうぞ皆さん、健康におりましょう。健康でいてたらきっと良いことがある」と呼びかけた。

元気の秘訣(ひけつ)は、5年刻みに自分や周囲の人のスケジュールを考えておくこととも話し「(スケジュールを)作っておくと自分の将来が見えてくる」。日々の中でやっているというスクワットも軽快に披露し「僕は102歳まで生きます」と宣言。モットーだという「元気ハツラツ、ピンピンコロリ」を理想に掲げている。

「102歳、秋、コスモスの花がいっぱい咲いている時に、(出演した)『頓馬天狗』の曲かけてもらって、赤い霊きゅう車に乗って出棺」。出演するテレビドラマシリーズなどにかけて「これが僕のスケジュールです」と笑顔で話していた。