東方神起が20日、京セラドーム大阪で「東方神起 LIVE TOUR 2018~TOMORROW~」の最終公演を行った。17年8月の再始動後初のオリジナルアルバム「TOMORROW」を引っさげてのライブツアーで、全33公演を完走し、68万人を動員した。同アルバム収録の「Road」「Jungle」のほか、最新シングル「Jealous」など27曲を披露し、ファンを魅了した。

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開演前から、京セラドーム大阪はグループカラーの赤いペンライト一色に染まった。オープニング映像が流れ、地鳴りのような大歓声が響き渡る中、東方神起が登場。17年8月の再始動後初のオリジナルアルバム「TOMORROW」に収録された「Yippie Ki Yay」のメロディーとともに、3時間のミラクルステージが始まった。

今回のツアーは、18年9月のさいたまスーパーアリーナからスタート。全国8カ所でのアリーナツアーに、東京ドーム、京セラドーム大阪公演を加えた10カ所33公演で計68万人を動員。「進化した東方神起の大人の魅力を魅せる」をコンセプトに、新たに管弦楽器のホーンセクションや女性ダンサーなどを加えた。

MCでは2人が「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」とあいさつ。そして、アルバムタイトル「TOMORROW」に込められた意味をユンホ(32)が「すてきな明日に向かって今を大切に生きていこう」と解説。さらに、チャンミン(30)が「互いに信じ合って期待を抱こうという意味も含まれています。幸せな日々を一緒に楽しく過ごしていきたい」と話すと場内からは大歓声が沸き起こった。

アンコールではスタンド席のファンの近くまで行きたいと、初の試みである全長14メートルの飛行船型の気球2台に乗って高さ20メートルまで上昇。歌唱しながら会場を1周。フィナーレでは、演出するTRFのSAMも登場。2人は「ほんまに楽しかった~。2019年も応援してください。2人の頼りになってください」と呼びかけステージをしめくくった。

東方神起は今年、15周年イヤーを迎える。ユンホは「これまでにない東方神起を魅せれると思いますので楽しみにしてください」とメッセージ。今年も東方神起から目が離せそうにない。【浦部歩】

○…東方神起は4月5~7日まで千葉・幕張メッセで、同9、10日には大阪城ホールで、全9公演のファンクラブイベントを開催する予定。ほかにも、15周年イヤーにふさわしいさまざまな活動を計画中だという。