「第51回ミス日本コンテスト2019」が21日、都内で開催され、現役東大生の度会亜衣子さん(21)がグランプリと今年新設された「ミススポーツ」の栄冠をダブルで手にした。

現役東大生のグランプリ獲得は第9回手塚圭子さん、第30回和田淑子さん以来で、通算3人目。

グランプリが告げられると涙ぐんで、「ありがとうございます。今日まで支えてくれた家族に感謝します。きっとここから新しいことが始まると思います」と話した。

度会さんは東大理科3類2年で、医師を目指して勉強中だ。「人間として成長するために広く社会のことを勉強したい」という思いから応募した。現時点で芸能活動の考えはなく、将来は「医師を目指したい。医学の入り口に立ったばかりですが、何か最先端の研究などで貢献できたらいいなと思っています」と話した。

好きな男性のタイプを聞かれると「まだちゃんとお付き合いしたことがないので…」とはにかんだ。米津玄師の「Lemon」が好きで、「紅白歌合戦で涙しました」と告白した。

「ミススポーツ」も受賞したが、「運動は苦手です」と明かした。だが、最近水泳を始めた。「最初は息継ぎもできない状態でしたが、400メートル泳げるようになりました」とほほ笑んだ。20年東京五輪で、度会さんが注目するのは水泳だ。「自分が背泳ぎが得意なので、特に注目しています。メダルもたくさん取ってほしいです」とほほ笑んだ。

ミス日本各賞として「水の天使」「ミス着物」を谷桃子さん(22)、「みどりの女神」を藤本麗華さん(26)、「海の日」は高橋梨子さん(20)が受賞した。準ミスは西尾菜々美さん(21)が獲得した。

また、広く一般の中から、美と健康の素晴らしい資質をもった人を応援する「和田静郎特別顕彰ミス日本」には、南谷真鈴さん(22)が4年ぶりに選出された。南谷さんは、北極点・南極点と七大陸最高峰山頂の全てに到達するという「探検家グランドスラム」を世界最年少の20歳112日で達成している。