乃木坂46白石麻衣(26)のセカンド写真集「パスポート」(講談社)が、発売からまる2年となる7日、24度目の重版で1万部増刷し、累計発行35万部となった。白石のタレント力の上昇や、国民的グループとなった乃木坂46全体の勢いも追い風となり、異例のロングセラーとなっている。

17年2月に発売。初版は10万部だったが、発売前に2度重版。その後も売り上げのペースは落ちず、ほぼ毎月重版を繰り返し、同12月に発表されたオリコン年間写真集売り上げランキングでは22・9万部で1位に。さらに昨年に入ってからも売り上げを伸ばし、昨年だけで10度重版。同11月発表のオリコン年間写真集ランキングでも7・3万部で7位に。現在の累計売り上げは31・8万部(オリコン調べ)に達している。

軒並みヒットを記録している乃木坂46メンバーの写真集の中でも、発行30万部を超えているのは白石だけだ。昨年は「日経トレンディ」の「2018年のヒット人」に選ばれた。ニホンモニターが発表した「2018タレントCM起用社数ランキング」でも18社で1位に。センターを務めたシングル「シンクロニシティ」が昨年の日本レコード大賞に輝いた。さらに今年に入ってからソフトバンクのCMに出演するなど、幅広い層に認知を広げている。

講談社の販売担当者は「2年にわたって途切れず重版を続ける写真集は前例がなく、まさに“規格外”のヒット作です」と驚きを隠さない。白石は「こんなに長く愛される作品になって、ロングセラーとなってとてもうれしいです。私にとってもターニングポイントになった大切な1冊です」とコメントした。