12日に放送された木村佳乃(42)主演のフジテレビ系連続ドラマ「後妻業」(火曜午後9時)の第4話の平均視聴率が5・9%(関東地区)だったことが13日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均視聴率は、初回から8・7%、6・5%、6・2%だった。

物語の舞台は大阪。男をたぶらかす天才・武内小夜子(木村)は、結婚相談所「ブライダル 微祥」社長の柏木亨(高橋克典)が陰で営む後妻業のエース。その美貌、話術、度胸で数々の男をとりこにし、後妻としてその最期をみとって遺産を手に入れてきた。小夜子に狙われた資産家・中瀬耕造(泉谷しげる)の娘・中瀬朋美(木村多江)は、私立探偵・本多芳則(伊原剛志)の力を借りて、病床に伏せる父の遺産を守るために立ち上がる。

第4話で、小夜子(木村佳乃)は朋美(木村多江)に、これまで自分が後妻に入った資産家の老人すべてが“孤独”を抱え、さらに、朋美の父親も死を望んでいた、と打ち明ける。小夜子は次の獲物である、大手外食チェーンの会長・富樫幹夫(佐藤蛾次郎)に遺言公正証書にサインをさせようとするが、認知症の幹夫には思うように話が通じず手を焼く。

私立探偵の本多(伊原)は、小夜子が次のターゲットを見つけたことを突き止め、後妻業の黒幕・柏木(高橋)に接触して、小夜子について探りを入れる。次は、後妻業の片棒を担いでいる司法書士・新井欽司(河本準一)に接触。新井が小夜子が公正証書を作成する際に証人となっていたという事実をネタに、揺さぶりをかける。

柏木の元へ刑務所から出所したばかりの小夜子の弟・黒沢博司(葉山奨之)が訪ねてくる。あてのない博司は、金の無心をするため、柏木から小夜子の居場所を聞き出す。小夜子は、5年以上会っていなかった弟が現れたことに立腹した。