前川清(70)が13日、大阪市内で大阪・新歌舞伎座の開場60周年記念特別公演「前川清 神野美伽」(3月3~24日)の取材会に出席し、4人体制で歩み始めた男性歌謡グループ「純烈」に「悪いことで注目もされたが、逆にチャンス。実力をつけて頑張ってほしい」と熱烈エールを送った。

「最近、出る人がちょっといろんなことが起きて、不思議なものでね。人の不幸は蜜の味」。1月に元メンバーが交際女性への暴力などの責任を取って脱退し、芸能界を引退。騒動後、4人になった純烈の初めてのステージが東京・明治座で初日を迎えた「50周年記念 前川清特別公演」だった。舞台で前川が騒動をイジり、笑いに変えたことで、純烈への風当たりが変わった。

前川は「おいしかったのはこっちです。もうよだれが…」と“前川節”で振り返った。

今回の公演は2部構成で第1部は「大坂侍~恋も忠義も金次第~」、第2部は「前川清・神野美伽オンステージ~夢舞台 昭和、平成…そして未来~」。スペシャルゲストとして松居直美が登場する。昨年12月に両足の手術を受けた神野美伽(53)が完全復活を目指す舞台となる。

「美伽ちゃんもギリギリでよね。きれに治っていただくのはもちろん、うれしいんっですけど、なんとなく不思議なもので、お客さんは心配があったり、興味あったり、やじ馬根性があるんでしょうね」。ここでも“前川節”をさく裂させた。