吉本興業のタレント養成所NSC(吉本総合芸能学院)大阪校41期生の卒業イベント「NSC大ライブ」が18日、大阪市内で開かれ、ピン芸のしんや(28)が優勝した。

大阪府出身。帝京大ラグビー部で活躍していた。大学卒業後は一般企業に就職し、営業を担当していたが、脱サラし、お笑いの道へ。ラグビーの経験を生かしたモノマネで、129組(218人)の頂点に立った。

8組の決勝トーナメントでは、しんやが登場すると、会場の雰囲気がガラリと変わった。「お客さんの反応が違ってきて、楽しくなった」。決勝までのネタは3本ともラグビーのモノマネ。審査員のお笑いコンビメッセンジャーのあいはら(49)は「きょうはしんやの1日だった」と話したほどだった。優勝に本人も「驚いてます」と、ビックリVだった。

今年はラグビーのW杯日本大会が開催される。日本代表が史上初の8強入りを目指すビッグイベントだ。司会のたむらけんじ(45)は「なかやまきんに君の雰囲気を持っている。なによりもラグビーW杯の年に優勝するというのは運を持っている」と絶賛した。

今年の西宮神社の「開門神事福男選び」で「二番福」を勝ち取った吉本のピン芸人、伊丹祐貴(30)が登壇し、決勝のトーナメントのくじ引き抽せんを行った。福男から祝福され、さらなる運をもらったしんやは「ラグビーの仕事をください~」とPRした。