女優安藤サクラ(33)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の27日に放送された第124話の平均視聴率が20・0%(関東地区)だったことが28日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは萬平(長谷川博己)らが、まんぷくラーメンをまねして作っていたテイコー食品に直談判にいくが、断られる。一方、ラーメンにかかりっきりだった神部(瀬戸康史)は家庭をおろそかにしていて、タカ(岸井ゆきの)に謝る。

萬平は寝ていても悔しさを忘れられない。そして、萬平らは元はまんぷく食品で働いていた坂部が、テイコー食品でまんぷくラーメンの作り方を教えていたことをつきとめる。萬平らは再びテイコー食品に乗り込み、裁判に持ち込むと詰め寄る。ついに猿渡に、もう偽まんぷくラーメンは作らない、と約束させる。