新人俳優賞は、「羊と鋼の森」の上白石萌歌(19)、「生きてるだけで、愛。」の趣里(28)、「響-HIBIKI-」の平手友梨奈(17)、「累-かさね-」「散り椿」の芳根京子(22)、「コーヒーが冷めないうちに」の伊藤健太郎(21)、「坂道のアポロン」「覚悟はいいかそこの女子。」の中川大志(20)、「スマホを落としただけなのに」「ビブリア古書堂の事件手帖」の成田凌(25)、「リバーズ・エッジ」の吉沢亮(25)が受賞した。

映画初出演で初主演だった平手は「自分はお芝居に対して、自分にうそをついているんじゃないかと思っていたけど、そんなことはなかった。チームのみなさんと、私に関わってくれたみなさんに感謝します」と話した。

司会の西田敏行(71)から無表情で落下するシーンについて聞かれると、「むしろ楽しくて、もっと高いところ方でも大丈夫だと思いました」と笑顔を見せた。映画の撮影現場は「初めてでしたが、みんなに会えて楽しかったです」といい、「すごくいい体験をさせていただきました」と振り返った。

趣里は「菅田将暉さんから盾を受け取れてうれしいです」と言い、「映画には何度も救われてきたので、誰かの心に寄り添っていけるように、最年長新人賞受賞者として歩んでいきたいです」。

中川は「受賞を聞いて、母親と久しぶりにハグをした」と笑い、「この場所は憧れの場所でした。この景色を見て、あらためて映画制作に携わっていきたいと決意しました」。