12日に放送された女優木村佳乃(42)主演のフジテレビ系連続ドラマ「後妻業」(火曜午後9時)の第8話の平均視聴率が5・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが13日、分かった。前回の6・2%より0・5ポイント、ダウンした。初回から8・7、6・5、6・2、5・9、5・6、5・7、6・2%だった。

関西地区では11・2%を記録した。

物語の舞台は大阪。男をたぶらかす天才・武内小夜子(木村)は、結婚相談所「ブライダル 微祥」社長の柏木亨(高橋克典)が陰で営む後妻業のエース。その美貌、話術、度胸で数々の男をとりこにし、後妻としてその最期をみとって遺産を手に入れてきた。小夜子に狙われた資産家・中瀬耕造(泉谷しげる)の次女・中瀬朋美(木村多江)は、高校時代の先輩の私立探偵・本多芳則(伊原剛志)の力を借りて、病床に伏せる父の遺産を守るために立ち上がる。

第8話では、小夜子(木村佳乃)は舟山喜春(中条きよし)にすっかり魅了されている。これまで後妻に入った老人たちとは違い、紳士的で男の色気が漂う舟山からのプロポーズに今までとは違う、女としての喜びを感じる。

一方、柏木享(高橋)は、プロポーズされたことをうれしそうに報告する小夜子の言葉に、複雑な感情を抱く。小夜子は小夜子で、柏木からの返信が来ないことに不満を感じ、舟山からの誘いに乗ってしまい一夜を共に過ごす。そうとは知らない柏木は、夫と別れて傷心の朋美(木村多江)と偶然バーで出会う。傷ついた朋美をなぐさめているうちに、2人はそのままホテルの一室へと向かう。

大阪に戻った柏木は、舟山と男女の関係になったことをにおわす小夜子の言葉に激しく動揺。入れ込みすぎだと警告するが小夜子の耳には届かず、反対に「嫉妬ちゃうか?」と痛いところを突かれてしまう。柏木は、何とかして小夜子の目を覚まそうと躍起に。そして、舟山の化けの皮をはがすために彼の資産届を確認すると、とんでもないことが分かる。

柏木に呼び出された小夜子は、舟山について、ある重大な事実を告げられる。しかし、舟山に愛情すら感じ始めていた小夜子は決して信じようとしない。話し合いは平行線のまま、やがて小夜子は柏木のオフィスを出ようとするが、その瞬間、デスクに置いてある朋美のイヤリングを見つけてしまう。数日後、朋美の部屋に突然小夜子が訪ねてくる。理由が分からずに困惑する朋美に、小夜子は「あんた……柏木と寝たん?」と切り出した。